年賀状の組版・営業体制について
2022.11.22 12:15
先の投稿でご紹介した、来年分の年賀状。こんなふうに組版しています。
よしこれで完成! と思えるまでに活字を入れ替え、交換し、はては当初の案を(部分的にではありますが)捨て去って一から考え直したり。
そして活字を注文し、組んでまた印刷してみて・・・を繰り返します。長い時間眺めていて違和感がないぞと思えたら完成です。
私はかつて現代美術の作品を作っていたのですが、この完成までの過程は本当に同じですね。
ものを作るときの、大変だけど楽しい醍醐味の部分だと思います。
通常、活字以外のところは専用の込物を組んで余白を調整するのですが、私は微調整のために紙も使います。
郵便局の不在票−ごく薄い紙ですが−を1枚入れるだけで随分印象が変わったりします。
下の画像、飾り罫同志のスペースにも紙が挟んであるのが見えるでしょうか。

サイズの違う活字を並べたり、ずらして組版する場合も余白部分がイレギュラーなサイズで現れてきます。
クリアファイルを小さく切ったものもとても便利で、よく挟んでいます。

毎年、年賀状印刷が終わってもなかなか版を解けません。
本来は印刷が終わったら不要なんですが、この組版自体が私はとても好きなんです。
場所もとるし、込物が足りなくなるのですぐ解版すればいいんですけどね。
いつもギリギリまで愛でてから崩しています。非効率ですね笑
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さて、年賀状のご依頼をちらほらと頂いております。
ありがとうございます。
本当は工房で見本を手にしていただいてご注文いただけると良いのですが、またまた感染者数も増えてきたので、引き続きお申し込みはメールまたはお電話で受け付けております。
「もう普通の風邪になった」という方もいますが、一部の感染者は大変な後遺症になるとか。
不顕性感染者も多くいる病気なので、うつさない・もらわないためにももう少しこの営業体制を続けます。
ご注文について、ご質問やお問い合わせなどはお気軽に「連絡」フォームまたは電話:08031039450(松永)までどうぞ。お待ちしております。
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